カメQ&A エサと世話編

.カメには、どのくらいエサをあげればいいのですが?ウチのカメはあげればあげただけ食べますが?

.カメのエサは、毎日、できるだけ時間帯を決めてあげるようにしましょう。分量は飼っているカメによって異なりますが、『カメの頭の大きさ』を目安にするとよいでしょう。あたえる場合は必ずカメが食べるようすをよく観察し、分量を調節してあげるようにします。1回の量は食べ残さない程度にあたえるのが理想的です。エサはいろいろな種類のものを用意し、1種類だけのメニューはできるだけ避けましょう。またカメの好物を探しておくと、食欲のなくなったときでも食べてくれるので安心です。

.エサの好き嫌いをして困っています。同じものばかり食べさせていても大丈夫ですか?

.野生のカメはさまざまなものを食べているので、できるだけ多くの種類のエサを与えましよう。半水棲種、水棲種、陸棲種は、市販の配合飼料をメインに、他のエサも組み合わせます。たとえば、エビが好きだからといって、エビだけを与えるようなことは禁物です。完全陸棲種は、できるだけ多くの野菜や野草をメインに、配合飼料は補助的に与えます。レタスなど1種類の野菜ばかりあげると栄養が偏るので要注意です。

.エサをほとんど食べません。どうすればいいですか?

.食欲不振の原因としてまず考えられるのは、ケース内の飼育温度です。とくに水生ガメの場合、水温が低すぎると、正常な新陳代謝が行われず、カメの食欲は落ちてしまいます。飼育容器の中の温度が水生ガメの適温(24~28℃、幼体は28~30℃)に保たれているか温度計で調べてみて、低いようであればスポットライトなどで適温に上げましょう。陸生ガメは、多くは高温の地方にすんでいるものが多いので、ケース内の飼育温度には水生ガメ以上に気をつけましょう。

.うちのカメはバンやお菓子などを好んで食べるのですが、与えても大丈夫ですか?

.雑食性のカメの中には、スナック菓子やパンなどを好んで食べる種類も少なくありません。しかし、スナック菓子やパンは、脂肪やタンパク質、炭水化物、塩分などが多く含まれているため、カメの健康を害します。与え続けると肥満や内臓脂肪の増加、病気の原因になるので、絶対に与えないようにしましょう。

.ミドリガメも水を飲んでいますか?

.もちろんカメも生きていくためには水分が必要です。人間に水が必要なように、カメも水分を補給しなければ生きていけません。しかし、水生ガメは人間とちがって、フンやオシッコをしている水槽の水を飲んでいます。ですから、あまりによごれてしまうと水が飲めなくなってしまいます。みなさんだって下水の水は飲みたくないでしょうから、水槽内はできるだけ清潔に保つように心を配ってあげてください。とくに水のよごれやすい夏場は、まめに水をかえてあげましょう。砂漠にすむリクガメは水分補給が少なくてすむような体のつくりになっていますが、ちゃんときれいな水をあたえれば、おいしそうにグクゴク飲みます。

.うちのカメは手足の付け根がむちむちしているのですが、カメも太りますか?

.エサをあげすぎるとカメも太ります。肥満すると手足が甲羅に入らなくなることも。肥満は健康にも影響するので、エサのあげすぎには注意しましょう。

.カメに日光浴は必ず必要ですか?昼間は仕事で日光浴をさせられないのですが…。

.日光浴の大きな目的はUVBを浴びることにより体内にビタミンDを合成させることですこ日光浴をさせられない場合は、UVBを発生させる紫外線ランプを設置することで日光浴不足を補うことが可能です。しかし、休みの日などで日光浴をさせられるときは、できるだけ太陽で日光浴をさせるように心がけましよう。週1~2回でもOK。普段、日光浴ができないからといって、長時間の日光浴をさせないこと。

.カメは人になれますか?

.カメは、イヌやネコのように人になれることはありません。しかし、エサをくれる人のことをおぼえて認識したり、呼ぶと寄ってくる程度にはなれることが多いようです。

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