カメ水棲ガメの飼育に必要なグッズ

使いやすさ、値段、成長を考えて

水棲ガメは、水場が必要なので水槽やコンテナボックスなどで飼育するのが一般的。子ガメのうちはプラケースでもOK。45、60、90cmなど規定サイズの水槽は、紫外線ライトを設置するグッズも同サイズがあるので、使いやすく便利。飼育グッズは、そうじのための扱いやすさ、観察のしやすさ、値段などを考えて、好みのものを判断しましょう。

成長に合わせてグッズを見直し

子ガメから飼う場合は、成長に合わせてケージを大きくすることも必要になります。最初は30cmのプラケースで十分でも、将来的には60~90cm水槽が必要になる種類も多いもの。スッポンモドキなどでは、最終的には180cm水槽にするのが理想です。水槽が大きくなれば、ろ過装置などのグッズもパワーアップする必要あり、コストも上がります。カメの飼育グッズは、一度セッティングすればOKというわけではなく、成長や必要に応じて見直すことが大切です。

飼育ケージ

水棲ガメ用のケージにはガラスやアクリル製の水槽、プラケース、コンテナボックスなどが使われる。容器は水が漏れないこと、濡れても有害な物質が溶け出さないものを選ぶこと。

水槽
ガラス製、アクリル製など。高さは必要ないので、ランチュウ用水槽も適している。60、90、120、150、180cmなど。

コンテナボックス
コンテナボックスは軽くて便利。衣装ケースも利用できるが、強度にやや不安があるので、要注意。

プラ舟
様々なサイズがあり、親亀の飼育に向く。ただし浅いので活発な種類は脱走対策をすること。

底砂・石・流木

水替えなどのメンテナンスは底砂を入れないほうが容易。ただし砂に潜ることが多いスッポンの仲間は、3~5cmほど砂を敷くとよい。砂は、体にすり傷ができないよう。また誤って飲みこんでも排泄しやすいよう、細かく角がないものを選ぶ。

川砂
ホームセンターなどで園芸用やセメント用として市販されている。アクアリウム用ではないのでよく洗ってから使う。

流木
装飾用のほか、一部を水面に出して甲羅干しスペースとして利用。カメが挟まらないようシンプルなものを選ぶ。


装飾用の他に、ヒーターやサーモスタット、フィルターの配線をガードするのに便利。石は崩れないように配置する。

陸場&シェルター

陸場は底に置いて使うもの、浮かせて使うものなどがある。カメの大きさと水深に合わせて選ぼう。神経質なカメには、隠れることができるようにシェルターを設置しよう。

市販の陸場
置いて使うもの、浮かせて使うものなどがある。

シェルター
植木鉢を割ったものなどを利用するとよい。

浮き島
カメ用の浮き島。登りやすい形だが、小さいものが多いので幼体向き。

ろ過装置

水を循環させ排泄物などをキャッチし、水質をきれいに保つためのグッズ。ある程度の水深なら使用可能。ろ過装置をつけると水替えの回数を減らすことができる。

投入式フィルター
エアーポンプにつないで使用。アクアテラリウム用の背丈が低いタイプもある。

外部式パワーフィルター
大型水槽でのアクアテラリウム向きのフィルター。密閉式で水槽よりも低い位置に設置する。

ロックフィルター
岩を模したフィルターで、内部が空洞になっていて、そこにフィルターが内蔵されている。

投入式小型パワーフィルター
カメ用に販売されている水中フィルター。横に寝かせても使用できる。

水温管理

水温を上げるには水槽用ヒーター、温度を下げるには水槽用クーラーや冷却ファンを利用するとよい。

カメ専用ヒーター
カメの飼育用に作られたヒーターで温度固定型だが、必ず水中で使用し、水から出ないようにする。

水槽用ヒーター
温度固定型もあるが、それ以外ではサーモスタットとセットで使用し、水中から出ないように管理。

ヒーターカバー
ヒーターの破損やカメがヤケドしないようにヒーターにはヒーターカバーをつけるとよい。

サーモスタット
温度調節を行う器具。ヒーターをつないで使用。センサー部分は水中から出ないようにする。説明書をよく読んで使用し、火事などの事故を防止。

温度計&水温計
ケージ内のホットスポット近くに温度計を、水中に水温計を設置して、適温になっているかこまめにチェック。

照明・日光浴用グッズ

トルーライト、フルスペクトルライトなどと呼ばれる紫外線を出すハ虫類用ライトを設置し、決まった時間に照射。UVBを多く出すものなど、種類も多様にそろっている。カメが体温を上げるホットスポット用に、レフ球、白熱球などをつける。陸場の上に設置して日光浴をさせよう。

アクアリウム用蛍光灯器具
水槽全体をライトアップするのに使用。蛍光灯はは虫類用の紫外線を照射するタイプを使用するとよい。

LEDランプ
消費電力が低く、熱の発生も少ない。単波長のものが多いのでホットスポット用ランプと併用するとよい。

スワンプグロー
ネオジウムガラスを使用した昼用の防滴ランプ。広域スペクトルで日光浴に適している。

メタルハライドランプ
大型のアクアテラリウム向き。水槽から離して使用しないと熟がこもるので注意。

カメが必要とする紫外線UVAとUVB

紫外線は英語ではUltravioletといい、そのためUVとも呼ばれています。紫外線は、ものに吸収、反射されやすいのが特徴です。紫外線は波長によって、UVA(400~315nm)、UVB(315~280nm)、UVC(280nm未満)に分かれます。このうち、最も多く地表に到達しているのがUVAです。UVAは、カメが脱皮や繁殖を正常に行ったり、食欲を増進するためにも必要です。UVBには、ビタミンD3を皮膚で生成する働きがあり、それは人間もカメも同様です。一方、UVBは日焼けの原因でもあります。UVCは、非常に強い殺菌能力を持つ紫外線で、殺菌灯などで使用されています。生体にとっては非常に有害な紫外線ですが、オゾン層に吸収されるため、地表にはほとんど到達しません。 ※nm(ナノメートル)=10億分の1メートル

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