海水魚 海水作り

飼育に使うための海水には天然海水と人工海水がある

海水魚の飼育に使われる海水には、自然の海からくんできた天然海水と、海水の元を真水に溶かして作る人工海水がある。天然海水は20リットル入りのポリタンクなどで販売されている。最近は、深い場所から採取された海洋深層水も販売されているが、店によっては扱っていないこともある。実際の海水魚飼育で主流なのは、人工海水。人工海水は、以前と比べると良質のものが多くなっている。人工海水では、天然海水のように病原菌などが混入する恐れもないため、安心して使用することができるのが特徴だ。
人工海水は、さまざまなものが市販されている。基本的には粉状で、水槽の容量に合わせて10リットルから500リットルまであるが、容葦が多いほど価格は割安になる。人工海水を購入する際に注意してほしいのは、異なる種類の人工海水を混ぜて使ってはいけないということ。なぜなら、メーカーによって微量元素の混入方法が違うためだ。異なる種類を混ぜて使用すると、水が白濁りしたり、水槽内の生体に悪い影響を与えることもある。人工海水を使うときは、いつも同じ種類のものを使うようにしよう。

海水魚の飼育に必要な水質調整剤とは?

海水魚の飼育に必要な水質調整剤はさまざまな種類のものが市販されているが、用意しておいた方がよいのは塩素の中和剤、重金属の中和剤、活力剤など。リーフアクアリウムを楽しむ場合には、さらにカルシウムやマグネシウムなどサンゴ用の微量元素の添加剤が必要となってくるが、それらがバランスよく含まれた総合添加剤も市販されているので・このようなものを使用すると簡単だ。

海水作りに必要な比重計の種類と使い方

比重計は、水槽に浮かべて使う比重計は、水槽に浮かべて使うガラス管タイプのものと容器の中に海水を入れて計るタイプがある。いずれの場合も1022~1024の数値になるように海水を調節する。ただし、比重計に気泡や汚れがついていると正確な数値が出ないことがあるので、使用したらすぐに真水で洗浄しておこう。比重計は壊れやすいので、容器などに入れて保管すること。

セッティングを始める前に海水を準備しておこう!

海水魚を飼育するグッズ類の準備が整ったら、いよいよ水槽のセッティングだ。まず水槽を置く場所を決め、その場所の近くに、海水を作るための容器を置こう。海水用の容器は水槽をセットする際、ジャマにならない場所に置くこと。海水作りに使用する容器は、コンテナボックスや収納ケースなどが便利だ。最近の人工海水は、溶かしてから30分程度で使用できるものも多い。しかし、できれば前日に海水を作り、水中ポンプで循環させておけば安心である。人工海水を作るには、次のものを用意しておこう。

●水槽の容量に合わせた人工海水
●比重を計るための比重計
●計量メモリのついたバケツ
●水中ポンプ、水道用ホース
●60~120リットルほどの容器

水中ポンプは、アクアリウム用の水中ポンブがおすすめ。ホームセンターなどで市販されている風呂水用の水中ポンプでもよいが、安全性や性能面ではアクアリウム用がよいバケツは、10~12リットル程度の大きさのものが使いやすく便利だ。

人工海水の作り方と作った海水の保存方法

海水魚

カルキを抜いて、水温と比重飼育水は魚にとって、衣食住のすべてだ。飼育水の中を泳ぎ、飼育水中の酸素をエラから取り入れ、中を漂うエサを食べる。彼らにとって飼育水は命そのものだといってもいい。飼育水を手に入れるにはふたつの方法がある。ひとつは天然海水。いまひとつが人工海水を使うことだ。天然の海水を自分で汲んでくることもできる。ただし、きれいな水でなければならない。都市部の海はもちろん避けたいし、地方であっても港湾内は避けたい。できれば沖合の水がいい。水のきれいな地域の沖合の水を、パッキングして宅配便で送ってくれるサービスもあるからそれを使ってもいいだろう。天然海水なら、水温を合わせればすぐに水槽に導入することができる。人工海水は粉末で売っている。人工海水には塩化ナトリウム‥日日つまり塩はもちろん、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ストロンチウム、ヨウ素、ナトリウム、鉄分…など、さまざまな成分が含まれている。これは、単純に海水を蒸発させたものではなく、溶かした時点で海水の成分に近くなるように添加されているのだ。最近海水魚の飼育が容易になったと言われるのも、実はこの人工海水の品質が良くなった効果が大きい。人工海水を作るには、まず水道水を容器に貯める。そして、カルキ抜き(水道水の消毒のために混入されている塩素を中和する薬剤)を入れる。水温を飼育水の温度と同じ25℃にする。そして人工海水の素を入れ、比重を1.022~1.024に合わせる…という手順を取る。比重は温度によって変わるので、水温を合わせてから比重を合わせるようにしたい。また、底に沈む成分がなくなっただけでは完全に溶けたわけではない。水中の人工海水が完全に海水に溶けるにはしばらく時間がかかる。ポンプで循環させたり、エアレーションするなどして、水がクリアになってから水槽内に導入しよう。 多めに作って余った分は、ポリタンクやフタがあるバケツなどフタつきの容器に入れ、冷暗所に保存。必要に応じて水換えやメンテナンスに使用しよう。なお、保存しておいた海水を使用するときは、30分程度エアレーションしてから使用すること。

水質維持はおまかせ!プロテインスキマーとは

最近話題の商品が、プロテインスキマーだ。プロテインスキマーは、簡単にいうと本体内部で細かな泡を発生させ、そこに有機物を付着させ取り除く装置。鍋物などでアクを取るのと同じようなことをしてくれる装置なのだ。分解前の有機物を除去できるので、ろ過の負担が減り、換水の回数を少なくできる。欠点は、有用な微量元素も一緒に除去してしまうこと。しかし、添加剤を入れることで、欠点はカバーできる。

病気の予防には殺菌灯が効果的

殺菌灯は、高い殺菌力をもつ紫外線ランプを使用したグッズ。病気の予防に効果があり、水槽の大きさに合わせてさまざまなタイプのものが市販されている。基本的には、ポンプなどを用いて殺菌灯本体の中に海水を通過させて使用するが、水流が早すぎると効果が少なくなる。この器具はあくまでも予防的なもので、完全に病気が出なくなったり、病気を治療するものではない。

サンゴの成長を促す添加剤とカルシウムリアクター

リーフアクアリウムなど、サンゴをメインとして飼育を楽しむ場合、サンゴの骨格を成長させるため、カルシウム分などの補給が必要となってくる。サンゴの成長に必要な成分を補給するために、カルシウムをはじめさまざまな添加剤が市販されている。カルシウムについては、カルシウム分を自動的に補給するカルシウムリアクターという商品もある。

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