カメ 完全陸棲ガメの種類2

完全陸棲ガメ2

ギリシャリクガメ

ギリシャリクガメ
分 布 北アフリカ、南ヨーロッパ、中東及び旧ソ連西部
甲 長 約30cm
飼育難易度 容易
エ サ 野草類、野菜類
適 温 18~27℃
飼育容器 90cm以上

特徴
人気のリクガメで、17の亜種が知られています。

飼育
環境の変化に強く、飼育の容易な種類ですが、急激な温度変化などは禁物。アラブギリシャリクガメは、低温に弱いので注意が必要。エサは、高タンパクのものは避け、野草や、野菜を中心に与えましょう。

ケヅメリクガメ

ケヅメリクガメ
分 布 アフリカ中央部(セネガル~エチオピア)
甲 長 約70cm
飼育難易度 やや難しい
エ サ 野草類、野菜類
適 温 22~27℃
飼育容器 専用の飼育部屋が必要

特徴
腹甲を見ると、尾の付け根の左右に、ケヅメ状の突起があることからこの名前がついています。ポピュラーで人気のリクガメで、5cmほどの幼体が販売されています。アフリカで最大のリクガメで3、4年で甲長が30cm以上に成長。砂漠やサバンナに棲息。

飼育
幼体はかわいいですが、成長速度が速く、最終的には飼育部屋など、大型の飼育設備が必要となるため、そのことをよく考慮してから購入すること。パネルヒーターやホットスポットを使って、十分に保温しながら飼いましょう。エサは繊維質の多い野菜類や野草類を中心に、カルシウム剤を添加して与えるとよいでしょう。

セレベスリクガメ

セレベスリクガメ
分 布 インドネシア(スラウェシ島、パルマへラ島)
甲 長 約30cm
飼育難易度 やや難しい
エ サ 配合飼料、野草類、野菜類、果物類等
適 温 26~30℃
飼育容器 120cm以上

特徴
エロンガータリクガメとよく似た種で、以前はトラハンコアリクガメと同種とされていました。

飼育
飼育環境はエロンガータと同様で、高温多湿を好みますが、蒸れないように気をつけること。入荷直後の個体は餌づきにくい面があるので注意します。

チャコリクガメ

チャコリクガメ
分 布 アルゼンチン、ボリビア、バラグアイ
甲 長 約25cm
飼育難易度 やや難しい
エ サ 野草類、葉野菜類等
適 温 25~28℃
飼育容器 120cm以上

特徴
乾燥地帯や低木のある草原などに棲息。穴を掘って利用することが知られています。今ではほとんど輸入されていませんが、背甲と同様に、腹甲に甲板が重なり、年輪模様になっています。飼育下での湿度には非常に弱いので注意します。稀少で高価なカメ。

飼育
飼育環境を維持するのが難しい種で、乾燥にも多湿にも弱いです。亜成体以上では温度変化も必要なため、大きめの飼育設備でスポットライトなどを用いて温度変化をつけるようにすることが大切。食が細いので、エサは野草や葉野菜類を食べやすいサイズに切って与えましよう。

テキサスゴファーガメ

テキサスゴファーガメ
分 布 アメリカ合衆国(テキサス州)、メキシコ北部
甲 長 約24cm
飼育難易度 難しい
エ サ 野草類、野菜類
適 温 25~30℃
飼育容器 150cm以上

特徴
北アメリカに棲息するゴファーガメの仲間。半砂漠地域や森林に穴を掘って生活。

飼育
多湿を嫌うので、多湿な日本の環境では長期飼育は難しいです。比較的大きめの飼育容器で、体を温めるホットスポットを設置します。乾燥した赤玉土やハ虫類マットを床材に用いて、風通しをよくして飼育しましょう。エサは、繊維質の多い野草や野菜類を中心に与えます。

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