アクアリウム水槽一式を手に入れよう

水槽に必要なもの

熱帯魚を飼いたいと思ったら、とりあえず水槽一式を手に入れます。器具は、熱帯魚ショップの他、ディスカウント店や日曜大工センターなどでも入手できます。お得なセット販売を利用してもよいでしょう。水槽、蛍光灯、フィルター、フタを別々に買う場合、メーカーが違うとうまく合わないことがあるので、確かめて下さい。必要なものは、次のとおり。60センチ水槽用と書いてある器具を選んでいけば、間違いがありません。必要なものばかりなので、忘れないように、メモをして買いに出かけましょう。

●60センチ水槽

もっとも一般的な60cm水槽(ガラス製)。満水にして器材をフルセットすると、約60kg近くになるので、初心者には60cmが手頃です。最近は、1枚の曲げガラスを用いて正面の角をアール状に加工し、インテリアデザインを重視した水槽も多くなっています。キャビネットや蛍光灯、バイオ技術を駆使したフィルターなどを一体化させた、オールインワンタイプのインテリア水槽も市販されています。

●標準的な水槽のサイズと水の容量

水槽の種類 横×高さ(cm) 容量(l)
30センチ水槽 19×23 10
45センチ水槽 29.5×20 35
60センチ水槽 30×36 57
  30×45 68
75センチ水槽 45×45 129
90センチ水槽 45×45 157
120センチ水槽 45×45 205
180センチ水槽 60×60 577

●ヒーター

セラミック製の水中用ヒーターを使います。水槽の大きさに合わせて、50Wから500Wのものまで、種類はさまざまです。ただし、200W以上のものを使うときは100Wを2本使うようにすれば、万一片方が断線しても、急激な水温の下降を防ぐことができます。

●サーモスタット

石英管ヒーターは電熱線と石英砂をガラス管で覆ったヒーターで、バイメタル式サーモスタットは伸縮性の異なる2種類の金属を利用したガラス製のサーモスタットです。安価ですが、ガラス製で割れる恐れがあること、バイメタル式サーモスタットは湿度設定がやや難しいことなどから、扱いやすい電子式サーモスタットが主流。

●水温計

水温のチェックに必要。デジタル式のものもありますが、価格の安いガラス製やシール状の水温計で十分です。 また、水替え用に、棒状の温度計を1つ持っておくと便利です。

●エアーポンプ、エアーチューブ、エアーストーン

エアーレイションをするのに必要です。エアーポンプは60センチ水槽用のものか、それ以上の能力があるものを選んで下さい。

●ろ過器(フィルター)

水草育成でのフィルター(ろ過装置)の役割には、
①ろ材によって水槽内のゴミをこし取る働きと、②ろ過バクテリアによって水草に有害なアンモニアを分解し、亜硝酸と硝酸塩に変える働きがあります。また、ろ過システムの働きによって、水槽内の水の温度も均一化されるというメリットもあります。フィルターの種類には、底面フィルター、投入式フィルター、上部フィルター、外部式パワーフィルター、外掛け式などがあります。

底面フィルター

ろ過面積が広く、ろ過能力が高い。水槽内に見えるのは立ち上がりの部分だけなので、水槽内がすっきりと見え、しかも広く活用できます。ろ材が砂なので、メンテナンスに手間がかかるのが難点。水草専用の砂利クリーナーで、こまめに掃除をします。エアーリフトで空気を送って水を循環させるため、水草育成に必要な二酸化炭素を逃がしてしまいます。これも防ぐために、底面フィルター 専用のパワーヘッドを使って機械的に水を循環させます。

投入式フィルター

小型の水槽内に設置するフィルター。コンパクトにできており、エアーリフトによるものから、パワーヘッドをつけたやや大きなものなど、種類も豊富にあります。また、投入式パワーフィルターは、モーター部分の熱で水温が高くなることがあるので注意します。
●ろ過面積が少なく、大型水槽の水質維持には不向きです。
●大型水槽に使う場合は、水流を作ったり水中のゴミを取るなど、補助的な役割を果たします。

上部フィルター

ろ過槽が水槽の上部にあるので、水槽内を広く使え、視界をさえぎらずにレイアウトを楽しめます。
●シャワーパイプで水をまくので、酸素を好む、ろ過バクテリアが繁殖しやすいです。
●水槽の上の大部分をふさぐので、照明を十分に活用できない難点があります。
●水落とし口やシャワーパイプから二酸化炭素が逃げてしまうのて、水草をメインとしたレイアウトには不向きてす。

外部式パワーフィルター

フィルター本体は円筒形やBOX型で、密閉式。水面の高さより低い位置であれば、どこにでも設置できます。ろ過槽が水槽の外部にあるので、水槽内を広く使え、水草のレイアウトがより楽しめます。
●ろ過面積力が大きく、音も静かです。
●予算がかかりすぎるのと、メンテナンスにやや手間がかかるのが難点てしたが、最近ては改良が進み、メンテナンスもかなり楽になっています。

●フタ

水分の蒸発と、熱帯魚の飛び出しを防ぐために必要。ガラス製のものが一般的です。

●ろ材

以前は大磯砂や、麦飯石などの自然石がよく使われていましたが、現在はセラミック製、プラスチック製の
専用ろ材が数多く市販され、主流となっています。水の流れがよく、ゴミがたまりにくいのが特徴です。

生物的ろ材カタログ

●自然石ろ材・砂 大磯砂、川砂、自然砕石などの水質を変えないもの。ろ過バクテリアも繁殖しやすい。
●セラミックろ材 バクテリアが付着しやすい構造で、ろ過効率が高い。パワーフィルターろ材の主流。
●バイオボール 水中に沈めないドライフィルターに使用、また淡水では一般的ではない。
●ろ過マット プラスチックの繊維をからめたマットで、ろ過バクテリアが付着しやすく価格も安い.

物理的ろ材カタログ

●ウールマット くさらず簡単に洗える。砂と並んで代表的なろ材。
●ゼオライト 不純物やアンモニアがよく吸収され、ろ過バクテリアもよく付着する。
●活性炭 急に水質が悪くなったとき使うが、有効期間はゼオライトにくらべて数週間と短い。
●イオン交換樹脂 ろ過というよりも、水質を変えるのに使用。アルカリ用、酸性用の2種類ある。
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