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レビュー(Amazon.co.jp)
???神戸に住む渡辺博子は、2年前に山で死んだ恋人の藤井樹に宛てた手紙をポストに投函したが、驚くことにその返事が届けられてきた。その手紙の主は、樹と同姓同名で彼のクラスメートでもあった、女性の藤井樹。やがて博子と樹の文通が始まる。
???俊英、岩井俊二監督の長編映画デビュー作であり、ロマンティックでミステリアスなラブストーリーの秀作である。博子と樹の2役を中山美穂がムーディに好演し、女優としておおいにステップアップした。回想でつづられる樹(柏原崇)と少女時代の樹(酒井美紀)のノスタルジックで淡い恋のやりとりは、劇中の白眉ともいえよう。さまざまなアイテムを効果的に用いた演出、淡い色彩の映像、メロディアスな音楽などのスタッフワークも光る、心洗われる逸品だ。(的田也寸志)
???神戸に住む渡辺博子は、2年前に山で死んだ恋人の藤井樹に宛てた手紙をポストに投函したが、驚くことにその返事が届けられてきた。その手紙の主は、樹と同姓同名で彼のクラスメートでもあった、女性の藤井樹。やがて博子と樹の文通が始まる。
???俊英、岩井俊二監督の長編映画デビュー作であり、ロマンティックでミステリアスなラブストーリーの秀作である。博子と樹の2役を中山美穂がムーディに好演し、女優としておおいにステップアップした。回想でつづられる樹(柏原崇)と少女時代の樹(酒井美紀)のノスタルジックで淡い恋のやりとりは、劇中の白眉ともいえよう。さまざまなアイテムを効果的に用いた演出、淡い色彩の映像、メロディアスな音楽などのスタッフワークも光る、心洗われる逸品だ。(的田也寸志)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
綺麗
(2010-03-06)
いい映画です。
中学時代の二人がキラキラ綺麗です。
でも、お元気ですか〜と山に何度も叫ぶシーンだけ好きじゃないです。
お元気ですか〜?私は元気でーす!って…
ありがとう〜私は元気にやってまーす!とかならわかるんですが…
なんか違和感を感じました。
2つの想いの光と影
(2010-02-26)
作品のオープニング、高台の深い雪の上に息を止めて横たわる博子。彼女の気まぐれな企みは、やがて樹の埋もれていた想いに一筋の光を当てる。その後の手紙のやり取りは樹の思い出を次々と鮮やかに蘇らせ、それは同時に博子の信じていた想いに徐々に暗い影を落とす。
「あいつが最後に歌てた歌や。」
博子は秋葉たちも心に深い傷を抱えていることを知り打ち明ける。
「わたしね、プロポーズしてもらえなかったんだよ、、、あの人に。」
「いい思い出いっぱいもらったのに、それなのにまだ何か欲しがっちゃって、、」
作品の山場(「山場はここですよ。」と作品の中で言っています。)、内気でおとなしい博子が恋人にその憶いをぶつけ、それでも消えない想いに決別を告げるシーンは観るものの心を激しく切なく揺さぶる。
「私は元気です。」と最後には言えずに泣き出し肩を落とす博子、意識を取り戻し「私は元気です。」とつぶやく樹。これ以降、博子がスクリーンに登場することはありません。二人がシンクロするこのシーンは、光と影が入れ替わったこと、さらに、この後の樹の回想シーンが彼女だけの心情を表したものではないことを表現しているように思えます。その回想シーン、”わざわざ家まで訪ねておきながら別れも告げずにいなくなった「あいつ」”に、樹の取った行動は、、、、、彼女の想いはこの時から光を失い埋もれていったのでしょう。
作品のラスト、賑やかな訪問者たちによって届けられた「ちょっといいモノ」は樹にカタルシスをもたらす。美しく丁寧に綴られた青春の淡い想いが観るものの心に爽やかに沁みます。けれど、もう深い雪の上で息をせずに恋人を憶う博子の姿を想像することはできません。届けられた「本の最後に挿まれたカードの裏」が樹への想いなら、その「本の表のタイトル」は、、、、、
ただただ鑑賞したくなる程の映像美、人物の心情を饒舌に語る映像表現、緻密に濃密に練り上げられたシナリオ、誰もが共感できるような青春の追憶を美しく繊細にスクリーンに表現しながら、「人を愛することの光と影」や「不慮の死によってもたらされる苦悩」を「未熟さ故の逞しさ」と対比しながら巧みに織り込み、でもそういう陰の部分はスクリーンではあからさまにしないことで、逆に陰として見事に表現している。この作品は唯一無二の傑作だと思います。
観る度に涙が出てくる場面が変わります。
(2010-02-19)
いま、中山美穂の「サヨナライツカ」が上映されているけど、その前にぜひ観て欲しい作品です。
「サヨナライツカ」の大人の女性もいいけど、初々しい渡辺博子・藤井樹役の中山美穂は何度観ても心が洗われるように思います。
何度観ても飽きないし、観るたびに、泣き所が変わるのがとっても不思議。
岩井俊二監督なので、単なるアイドル映画とは一味も二味も違う作品。岩井俊二作品の中でも異彩をはなっています。
樹の家へ行きました
(2010-02-14)
皆さんは撮影場所へ行ってみたいと思った映画は何本
ありますか?私はこの映画だけでした。
残念ながらもう火事で焼失してしまいありませんが、
まだあった頃、小樽の樹の家へ行きました。
ラストで樹が図書カードの裏面を見たあの場所に半日いました。
自分が何歳になってもあの空間にいたいと思えてしまう映画です。
秋になり寒くなってくると必ず見たくなる映画です。
雪を見ると必ず思い出す映画です。
酒井美紀が結婚・出産と聞いても、時の流れを感じさせない映画です。
妻に呆れられても何度でも見てしまう映画です。
心の洗濯をしたい全ての人に見てもらいたい映画です。
人生にちょっと疲れた全ての人に見てもらいたい映画です。
青春の想い出
(2010-01-01)
天国に宛てて出した、届くはずの無い手紙に返事が来た......
青春時代に読んだ少女漫画の様な設定ですが
心にしみる淋しさといとおしさで満たされるラストに導かれます。
中学時代を思い出させる、誰にも覚えのある様な風景。
あの人のいた教室、廊下、グランド、図書館、自転車置き場
中山美穂の瑞々しい表情が光る二役の性格の違う、でもそっくりな
あの人と出会った二人の私。
女性としては複雑な気持ちにもなりますが
「初恋」という言葉に弱いのですよ。
叶わないからこそいつまでも心に残る想い出を
そっとしまっておいてくれる引き出しの奥の箱のような作品です。
おすすめ度:
綺麗
いい映画です。
中学時代の二人がキラキラ綺麗です。
でも、お元気ですか〜と山に何度も叫ぶシーンだけ好きじゃないです。
お元気ですか〜?私は元気でーす!って…
ありがとう〜私は元気にやってまーす!とかならわかるんですが…
なんか違和感を感じました。
2つの想いの光と影
作品のオープニング、高台の深い雪の上に息を止めて横たわる博子。彼女の気まぐれな企みは、やがて樹の埋もれていた想いに一筋の光を当てる。その後の手紙のやり取りは樹の思い出を次々と鮮やかに蘇らせ、それは同時に博子の信じていた想いに徐々に暗い影を落とす。
「あいつが最後に歌てた歌や。」
博子は秋葉たちも心に深い傷を抱えていることを知り打ち明ける。
「わたしね、プロポーズしてもらえなかったんだよ、、、あの人に。」
「いい思い出いっぱいもらったのに、それなのにまだ何か欲しがっちゃって、、」
作品の山場(「山場はここですよ。」と作品の中で言っています。)、内気でおとなしい博子が恋人にその憶いをぶつけ、それでも消えない想いに決別を告げるシーンは観るものの心を激しく切なく揺さぶる。
「私は元気です。」と最後には言えずに泣き出し肩を落とす博子、意識を取り戻し「私は元気です。」とつぶやく樹。これ以降、博子がスクリーンに登場することはありません。二人がシンクロするこのシーンは、光と影が入れ替わったこと、さらに、この後の樹の回想シーンが彼女だけの心情を表したものではないことを表現しているように思えます。その回想シーン、”わざわざ家まで訪ねておきながら別れも告げずにいなくなった「あいつ」”に、樹の取った行動は、、、、、彼女の想いはこの時から光を失い埋もれていったのでしょう。
作品のラスト、賑やかな訪問者たちによって届けられた「ちょっといいモノ」は樹にカタルシスをもたらす。美しく丁寧に綴られた青春の淡い想いが観るものの心に爽やかに沁みます。けれど、もう深い雪の上で息をせずに恋人を憶う博子の姿を想像することはできません。届けられた「本の最後に挿まれたカードの裏」が樹への想いなら、その「本の表のタイトル」は、、、、、
ただただ鑑賞したくなる程の映像美、人物の心情を饒舌に語る映像表現、緻密に濃密に練り上げられたシナリオ、誰もが共感できるような青春の追憶を美しく繊細にスクリーンに表現しながら、「人を愛することの光と影」や「不慮の死によってもたらされる苦悩」を「未熟さ故の逞しさ」と対比しながら巧みに織り込み、でもそういう陰の部分はスクリーンではあからさまにしないことで、逆に陰として見事に表現している。この作品は唯一無二の傑作だと思います。
観る度に涙が出てくる場面が変わります。
いま、中山美穂の「サヨナライツカ」が上映されているけど、その前にぜひ観て欲しい作品です。
「サヨナライツカ」の大人の女性もいいけど、初々しい渡辺博子・藤井樹役の中山美穂は何度観ても心が洗われるように思います。
何度観ても飽きないし、観るたびに、泣き所が変わるのがとっても不思議。
岩井俊二監督なので、単なるアイドル映画とは一味も二味も違う作品。岩井俊二作品の中でも異彩をはなっています。
樹の家へ行きました
皆さんは撮影場所へ行ってみたいと思った映画は何本
ありますか?私はこの映画だけでした。
残念ながらもう火事で焼失してしまいありませんが、
まだあった頃、小樽の樹の家へ行きました。
ラストで樹が図書カードの裏面を見たあの場所に半日いました。
自分が何歳になってもあの空間にいたいと思えてしまう映画です。
秋になり寒くなってくると必ず見たくなる映画です。
雪を見ると必ず思い出す映画です。
酒井美紀が結婚・出産と聞いても、時の流れを感じさせない映画です。
妻に呆れられても何度でも見てしまう映画です。
心の洗濯をしたい全ての人に見てもらいたい映画です。
人生にちょっと疲れた全ての人に見てもらいたい映画です。
青春の想い出
天国に宛てて出した、届くはずの無い手紙に返事が来た......
青春時代に読んだ少女漫画の様な設定ですが
心にしみる淋しさといとおしさで満たされるラストに導かれます。
中学時代を思い出させる、誰にも覚えのある様な風景。
あの人のいた教室、廊下、グランド、図書館、自転車置き場
中山美穂の瑞々しい表情が光る二役の性格の違う、でもそっくりな
あの人と出会った二人の私。
女性としては複雑な気持ちにもなりますが
「初恋」という言葉に弱いのですよ。
叶わないからこそいつまでも心に残る想い出を
そっとしまっておいてくれる引き出しの奥の箱のような作品です。

